ソフトバンクグループは、住宅ローン融資を手掛ける米新興企業ベターに5億ドル(約546億円)を出資する。  事情に詳しい関係者によると、今回の出資でベターの親会社ベター・ホールドコの企業価値は約60億ドルと評価された。ソフトバンクは既存株主から株式を取得する。ベターが2020年11月に実施した資金調達では、評価額は40億ドルだった。年内に上場する見通しだと一部の関係者は明かした。  ベターは2014年にニューヨークで設立。自社のウェブサイトや提携先の銀行を通じ、消費者に住宅ローンを提供している。金利が歴史的な低水準にある中、20年は住宅購入や借り換えが急増。