令和で最小規模の上場企業が見つけた、「天気予報」で稼ぎ続ける秘訣
天気予報で稼ぐ仕組みとは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

日々、テクノロジーが進化し、ニュービジネスや新規事業が次々に生まれる現在、企業が「稼ぎ続ける手法」もさまざまに変化している。今回のテーマは「天気予報」だ。現在、天気予報は多くの場合、予報そのものに圧倒的な精度の違いはない。しかも、たいてい誰もが無料(タダ)で入手できる。しかし、そんな天気予報を活用し、しっかりと利益を上げている企業がある。2019年に、社員数わずか9人で「令和における最小規模」での東証マザーズ上場を果たしたALiNKインターネット(以下、ALiNK)だ。(ライター 向原 明)

広告媒体には適さない「天気予報」で
いかにマネタイズするか

 ALiNKは、日本気象協会と共同で、天気予報専門メディアの「tenki.jp」を運営している。ALiNKのことは詳しく知らなくても、「tenki.jp」と聞けば「天気予報を調べるのに使ったことがある」という人も多いかもしれない。同サイトは、日本気象協会の公式サイトという信頼性もあって、2020年2月期には年間約48億PV(ページビュー)を記録。天気予報サイト最大手とされる「Yahoo!天気」に次ぐアクセス数を誇り、2019年のマザーズ上場後も順調に成長を続けている。

 ALiNKのビジネスモデルは、膨大なアクセス数によって生み出される広告収入をベースにしていることは、容易に想像がつくかもしれない。ただし、そこに独自性がある。順序立ててひも解いていこう。