新型コロナウイルスの影響で、公開が1年間延期となった映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」の試写会が行われた(4月6日撮影)新型コロナウイルスの影響で、公開が1年間延期となった映画「名探偵コナン 緋色の弾丸」の試写会が行われた(4月6日撮影) Photo:JIJI

アニメ映画『名探偵コナン 緋色の弾丸』が4月16日(金)から劇場公開となる。昨年は『鬼滅の刃』フィーバーともいうべき現象で、コロナ禍の経済界をも賑わせた。当コラムでも取り上げさせていただいたが、知人曰く「鬼滅を書くなら、コナンにも注目すべき」。調べると、「なるほど」と思った次第である。※ネタバレを含みます(税理士、岡野雄志税理士事務所所長 岡野雄志)

毎年100億円級の興行収入
国民的アニメ映画の強さの秘密は

『名探偵コナン 緋色の弾丸』は、劇場版24作目となる。映画初作『時計仕掛けの摩天楼』が1997年に公開以来24年間、年1本のアニメ映画が劇場上映されている。しかも、興行収入も、観客動員数も、毎年ほぼ右肩上がりに増え続け、近年では100億円近い興行収入を得ている。

 コンスタントに100億円レベルというのは確かに驚異的で、注目に値する。よく「子ども客は大人客も連れてくる」といわれるが、コナンはそれだけではない。小学館『週刊少年サンデー』への『名探偵コナン』連載開始は1994年。この時10歳だった少年は、今37歳。親自身、子どもの頃から漫画に親しみ、ファンである可能性が高い。

 ファミリー層だけではない。『名探偵コナン』は、意外にも女性ファンが多いのだそうである。通常、子ども向けアニメ映画というと、夜20時台以降のレイトショーはガラガラという印象があるが、コナンは違う。『名探偵コナン シークレットナイト』というオールナイト上映があり、18歳以上限定にもかかわらず、毎回抽選は高倍率だそうだ。