コロナで母子入院
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完全な巣ごもりをしていたはずなのに、同居の中年息子である筆者から新型コロナウイルスをうつされてしまった高齢の母…。「高齢母と中年息子」という母子の闘病生活は、まさに「命の危険」にも迫るもので、非常に怖いものであった。今回の「親子同時進行」というコロナ体験から浮かびあがる「コロナ治療の今」について、元大学病院広報という経歴の筆者が、退院後に主治医と議論した。(医療・健康コミュニケーター 高橋 誠)

軽症でも重症化懸念
紆余曲折のコロナ闘病

 元大学病院広報の筆者(58歳)は、肥満に複数の生活習慣病を抱えるという、いわゆるメタボ(メタボリックシンドローム)であり、コロナ重症化リスクが高い。その上、高齢の母(87歳)と同居のため、家庭内感染だけはどうしても避けたかった。なので、コロナ禍の中、外出はほとんど控えていた。しかし、ある日発熱、咳(せき)、鼻水の症状が続くようになった。

 主治医のA病院B教授に連絡し、PCR検査を受けると陽性が判明。翌日、同病院に入院した。感染経路は不明だった。

 濃厚接触者の母も、既に発熱、咳、鼻水の症状があった。翌日母がPCR検査を受けると、同じく陽性が判明した。母も1日遅れで同じコロナ隔離病棟に入院する事態となった。