近年、メンズコスメ商品がヒットするなど、ビジネスマンの身だしなみへの意識が高まってきている。そんななか注目され始めているのが、自分に似合う服装が分かるという「骨格診断」だ。サイゼリヤの堀埜一成社長も受けたという骨格診断では、人それぞれに似合うスーツのデザインをはじめ、シャツの形、ネクタイの柄、さらには素材まで分かるのだという。(清談社 鶉野珠子)
貫禄や威厳が出るだけでなく
女性からの評価も向上
そもそも「骨格診断」とは、どんなものなのか。
「骨格診断は、人それぞれの生まれ持った体の特徴や肌の質感から、ご自身に似合う服のデザイン、着こなし方、素材などを知ることができるメソッドです」
こう話すのは、男性向け骨格診断・パーソナルカラー診断サロン「Style up Japan」の代表・北村祐太氏。北村氏は、骨格タイプに合ったスタイリングをすることで、確実に印象がアップすると語る。
「以前、当サロンに診断に来られたビジネスマンは、『実年齢より子どもっぽく見られる』という悩みをお持ちでした。ご自身に合っていない服装は、幼さや頼りなさが出てしまうのです。そこで、相談者の骨格に合う服装をご提案したところ、職場の同僚たちから『貫禄が出た』『威厳を感じる』と言われたとおっしゃっていました」
スーツのデザインや素材が着用する人と調和することで、自信や落ち着きが表れ、「仕事ができそう」「信頼できる人だ」と、好意的な感情を抱いてもらいやすくなるというのだ。同時に、痩せて見えたり、足が長く見えたりと、スタイルが良く見える効果もあるという。