極端に少ない生活費で思い悩む妻も…
夫婦間のお金の管理で起こる深刻な問題
夫婦別々で家計管理をしている方は、共働きの家庭を中心によく見られますが、中には片働きの夫婦でも、夫婦別々に家計管理をしていることがあります。夫の収入の一部を日々の生活費として妻に渡し、それ以外を夫が管理するというようなやり方です。
お金の流れを共有しながら家計管理ができれば、この方法でもお金をためながら充実した生活を送ることは可能なのです。しかし、お互いの支出内容の共有が正しくできていなければ、お金を配分するバランスが悪くなってしまうこともあり得ます。
中には、夫が自由に使えるお金が減ることを嫌がる、妻のお金の使い方が信頼できないといった理由で、妻が管理する生活費が極端に少ない家庭もあります。その場合、妻が極端に我慢を強いられる暮らしをしていたり、夫に隠れて借金を作ってしまったりすることも珍しくありません。
そうした中である日、何かしらの形で夫に知られてしまったり、請求額を返済する見込みが立たなくなったりして妻は思い悩み、私たちのようなファイナンシャルプランナーの元に相談に来ます。
ですが、相談しようと動き始める頃には、債務整理が必要な状態であることも多く、結果的に夫婦仲が壊れてしまうご夫婦もいらっしゃいます。