米動画配信大手ネットフリックスが年後半に予定している番組は、非常に魅力的でないとまずいだろう。ネットフリックスは20日、1-3月期(第1四半期)の有料会員数の伸びが予想を下回ったと明らかにした。それだけでは大した驚きではなかったはずだ。同社は2019年初めに現在の予測方法を採り入れて以来、約44%の確率で予測を外している。同社はまた、新型コロナウイルスの世界的大流行により昨年はすさまじい伸びとなったことで、今年の伸びが前倒しとなったと繰り返し述べている。だがこの結果を受けた20日の時間外取引で、ネットフリックスの株価は9%近く下落した。1-3月期の新規会員数は400万人弱となり、4-6月期(第2四半期)は100万人の純増にとどまるとの見通しを示した。そうなると、1-6月期(上半期)の新規会員数は市場予想を600万人近く下回る可能性がある。アナリストが予想する年末時点の会員数2億2940万人に達するには、7-12月期(下半期)に2100万人近く増やさなくてはならない。過去5年の7-12月期の純増数は平均で約1240万人だ。