私が受ける案件の8~9割は浮気や不貞の調査です。私の経験上、探偵に依頼してくる時点で、大体5割の依頼者が自分で浮気の調査をある程度しています。前回もお話ししましたが、調査のやり方を左右するので、調査依頼の相談の時点でそれを聞き出していきます。
ほとんどの依頼者の調査内容は以下のようなものです。
・スマホやメールや手帳をこっそり見る
・電話の会話を聞く
・知り合いや同僚からの聞き取り
これらは日常生活の中で行えるため、テクニックや勇気はそこまで必要としない調査方法だと思います。
ここまでは探偵業界のあるあるです。しかし、ごくまれに自分で尾行調査を行っている依頼者がいます。これは自分の将来を考えた上での勇気ある行動だとは思いますが、私は100%お勧めしません。
万が一対象者に疑っていることが判明した場合、対象者の警戒度が急上昇することは当然ですが、関係がさらにこじれて修復不能になる可能性が非常に高いからです。
私は、どんな依頼者でも離婚や別れを進めるために調査をすることはありません。もしかしたら調査の結果、浮気の可能性が消えて、ただの勘違いで済むかもしれません。逆に浮気の証拠が得られたものの、依頼者がその事実と冷静に向き合ったときに、関係修復の第一歩になるかもしれないという可能性にかけて調査に臨んでいます。
ケース2
調査現場に突如現れた驚愕のギャル!
その正体は…
そんなごくまれな依頼者の中で、知りたい欲求が異常に強すぎる方がいました。
20代半ばのミユキさんで旦那さんの浮気を疑っていました。
対面したミユキさんは、ダーク系の地味めの服装で、髪形も顔立ちもおとなしめの女性でした。