なお、今回年収が800万円を上回った企業は300社中50社だった。最後にそれらの企業について、業種別の傾向を確認しておこう。

 800万円を上回った企業が最も多かったのは情報・通信で11社、次いでサービスで10社、卸売業で5社、海運と不動産がそれぞれ4社となった。

 情報・通信では、9位ジャストシステム(1145.2万円)、21位オービック(921.6万円)などがランクインした。IT業界は若い人が多いといわれる。DX(デジタルトランスフォーメーション)などビジネスの需要が拡大しており、コロナ禍でも業績好調の企業が多い。

 サービスについては、先述のM&A関連の事業を手掛ける企業がここに含まれている。そのほか、8位シグマクシス(1152.8万円)、12位ドリームインキュベータ(1034.7万円)などコンサルティングサービスを提供する企業の平均年収が高かった。

 また五大商社は平均年齢が40歳以上のため今回のランキングに入っていないと述べたが、総合商社の兼松は903.9万円で23位にランクインしている。平均年齢は38.8歳だった。兼松のほか、日本ライフライン(32位/843.4万円)など卸売業では5社が年収800万円を超えた。

(ダイヤモンド編集部 笠原里穂)