IT(情報技術)企業の最高情報責任者(CIO)は、ソフトウエア製品の開発やサービス構築を行い他社に販売するという、これまであまり踏み込まなかった分野に身を置くようになっている。  昨年に在宅勤務への移行が急激に進んだため、CIOはリモートシステムや他の事業継続ツールの管理に追われるようになった。そうした中でIT企業のCIOは他社の技術責任者のニーズを知ることができるようになった。  クラウド・ソフトウエア・メーカーであるVMウエアのジェイソン・コンヤードCIOは、新製品や新サービスの開発と社内のITを監督するという2つの役割について、「境界線が曖昧になっている」と指摘。