中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)がスウェーデンから排除された問題を巡り、中国政府は排除を撤回しなければスウェーデンの競合エリクソンに対し報復措置を取るとの最後通告を突きつけた。中国共産党が発行する英字紙「環球時報(グローバルタイムズ)」によると、中国国内の第5世代移動通信システム(5G)構築について、エリクソンが次の段階に参加できるかどうかはスウェーデン政府がファーウェイに対する姿勢を変化させるか否かにかかっている。スウェーデン当局は10月、国家安全保障上の懸念を理由に、国内ワイヤレス事業主がファーウェイの5G機器を使用することを禁止した。ファーウェイはこの決定に異議を唱えてスウェーデンの裁判所に訴えており、数週間のうちに判断が下される見通し。