米国への不法入国は、過去1年間でより困難になった。ここ数カ月間は、越境しようとする人が大幅に増加する中、時には命がけになるような危険なルートを選ぶケースも増えている。国境警備隊の職員や複数の支援団体が明らかにした。  国境の壁が拡張され、取り締まりが強化されたことで、多くの人が辺境の砂漠や山を越える手段に出たり、過密状態のボートや貨車で移動したりするようになっている。また、不法移民を早急にメキシコに送り返そうとする米国の政策があるために、拘束を避けようと、危険な経路や方法を何度も試みる人がいるという。  3月以降、国境付近の事故で少なくとも16人の不法移民が死亡している。