感染症の専門家は、新型コロナウイルスワクチンの接種後にインフルエンザのような副反応が起こらない人たちにも予防効果は得られているとして、安心するよう呼びかけている。公衆衛生当局によると、ワクチン接種から数日内に倦怠(けんたい)感や悪寒などの症状が出るのは、ワクチンが体の免疫システムに狙い通りの効果をもたらしている証拠だ。米疾病対策センター(CDC)と世界保健機関(WHO)は副反応について、新型コロナに対して体が「防御機能を構築」していることを意味すると、それぞれのウェブサイトで説明している。こうしたメッセージを受け、副反応がみられないのはワクチンを接種してもウイルスに対する免疫ができていないからではないかと推測する人も出るかもしれない。だが、専門医らによれば、たとえ副反応がなくても、大方の人はワクチンで予防効果を得ることができる。
ワクチン副反応、なくても予防効果あり
年齢や性別で副反応の程度は違うが、大方が免疫獲得と専門家は指摘
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