米金融大手JPモルガン・チェースは18日、消費者・コミュニティーバンク部門共同責任者に消費者金融部門を率いるマリアン・レイク氏と最高財務責任者(CFO)のジェニファー・ピープサック氏の女性2人を充てる人事を発表した。両氏はジェームズ・ダイモン最高経営責任者(CEO)の後任が視野に入るポジションに就く。消費者・コミュニティーバンク部門を率いるゴードン・スミス氏が年末に退任することに伴う人事で、新CFOはグローバルリサーチ部門トップのジェレミー・バーナム氏が務める。異動は即日実施する。レイク氏とピープサック氏はともに51歳。2年前にそれぞれ現職に就き、将来のCEO候補として有望視されていた。消費者・コミュニティーバンク部門は、全米の世帯の半数に当たる顧客を抱え、同社の利益の約40%を稼ぐ。同部門のかじ取りを任されたことで、両氏はCEOの座に一段と近づいた。