ニューヨーク州司法長官の報道官は18日夜、ドナルド・トランプ前米大統領の一族が経営する「トランプ・オーガニゼーション」による取引について、刑事事件としての捜査にも着手したと明らかにした。これまで数カ月にわたり民事の詐欺事件として捜査されてきたが、マンハッタン地区検事局とともに捜査を進める。ファビエン・レビー報道官は、「トランプ・オーガニゼーションに対して、組織への捜査が民事だけのものではなくなったことを伝えた」と述べ、「マンハッタン地区検事とともに、刑事事件としてもトランプ・オーガニゼーションの捜査を積極的に実施している」と続けた。マンハッタン地区検事局は、銀行に対する詐欺など可能性について捜査を実施している。また、ジョージア州アトランタの地方検事も別件で、トランプ氏が選挙管理人らに対し不当に影響を及ぼした可能性を調べている。