保守的な考えに立つ一部の資産運用担当者が、ここ数年人気が高まる気候変動や多様性、動物の権利などに関心が高い人々向けの投資ファンドに追いつこうとしている。この新たな取り組みには、複数の著名人も関わっており、米企業の一部が政治的・社会的問題への関与を高めることに不満を抱く投資家を呼び込もうとしている。ただ、保守派が伝統的な投資から、政治問題で中立または保守寄りの企業の株式を保有するファンドへと、実際に資金を移すかどうかは定かでない。「最近ほとんどの事柄を政治に結びつける人々がいることの表れだろう――どちらの立場にせよ」。米国の政治的分断について研究するボストンカレッジのデービッド・ホプキンス教授はこう話す。
トランプ派の保守系ファンド、ESGに対抗する動き
ESGファンドの対極をなす新たな投資商品
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