【モスクワ】米電気自動車(EV)メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、ロシアに工場を開設することを検討していると発言した。同社は生産拠点を世界各地に広げようとしており、いずれロシア製のテスラ車が誕生する可能性もありそうだ。  マスク氏は、ロシア政府が支援する教育フォーラムにリモートで出演し、すでに工場のある米国と中国以外の地域に生産拠点を置くことを検討していると語った。  同氏は「ロシアでテスラが広く認知されるようになる日も近いと思う、そうなればすばらしい」とした上で、旧ソ連のカザフスタンをはじめとする近隣諸国への進出も検討していると述べた。