米副大統領時代のジョー・バイデン氏とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相の会談は、和やかな握手や抱擁から始まり、時に怒号や拳でテーブルをたたく音が聞こえてくるほどエスカレートすることで知られていた。しかも、すべて1時間以内の出来事だ。互いに同意できないことが山ほどあった。当時のオバマ政権が進めたイラン核合意に対してネタニヤフ氏は強く反対。ネタニヤフ氏が強行したヨルダン川西岸の入植地拡大は米政権を激怒させた。何より、バラク・オバマ氏とネタニヤフ氏の間には確執があった。そのため、バイデン氏は往々にして事を丸く収めるために派遣された。バイデン氏とネタニヤフ氏は40年近くにわたり、互いを友人だと考えており、外交辞令を超える絆がある。両氏を知る関係筋が明らかにした。
米・イスラエル首脳の深い絆、待ち受ける試練
80年代からの友人同士だが今ほど難局に直面したことはない
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