ジョー・バイデン米大統領は重視する国内政策に注力しようとするたびに国外問題への対応を迫られている。ウクライナ周辺でのロシア軍の部隊増強や中国外交当局との対立、インドでの新型コロナ感染拡大といった問題が浮上してきた。先週はイスラエルとパレスチナの11日間にわたる戦闘に停戦が成立。バイデン氏の日程や事前に予定していた複数のイベントに影を落とした。バイデン氏は新型コロナウイルスの流行に対応しつつ、インフラ整備や教育、育児支援に数兆ドルの支出を計画するなど、ここ数世代で最も進歩的な国内政策を打ち出している。ホワイトハウス当局者らも以前から、国外で指導的な役割を果たせる態勢にするため、国内問題を優先的に扱っていきたいと述べていた。
バイデン氏の内政課題、外交案件が圧迫
直近ではガザ衝突への対応を迫られた
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