GAFA部長直伝、やりたい仕事がわかる4分割ノートの作り方今の自分と向き合って適性を整理し、強みを可視化していくことで、最終的にあなたが心から「やりたいこと・やりつづけたいこと」が見えてくる(写真はイメ―ジです) Photo:PIXTA

やりがい、得意、不安を感じない仕事が「最高の仕事領域(スイートスポット)」だと40歳でGAFAの日本法人の1社へシニアマネージャー(部長)として転職した寺澤伸洋氏は言います。前回は、なぜ自分を知ることが思い通りの仕事につながるのかを説明しました。今回は、『自分の強みを引き出す 4分割ノート術』(世界文化社)から、自分の資質を整理して「見える化」し、自分が輝ける場所「最高の仕事領域(スイート・スポット)」の答えを出す方法を解説します。ノートと鉛筆を用意し、実践してみましょう。

難しく考えずに
自分の今までを書き出してみる

 さて、ここからは「見える化」の実践編に入っていきます。

 今の自分と向き合って適性を整理し、強みを可視化していくことで、最終的にあなたが心から「やりたいこと・やりつづけたいこと」が見えてきます。

 そのための、一番シンプルな方法が、4分割ノートを作成することです。これは、自分の立ち位置をみつけるための強力なツールになります。そもそも4分割マップとは、マーケティング戦略を考えるときに使うツール・ポジショニングマップを応用したものです。ポジショニングマップは、縦軸と横軸の2つの軸から、競合商品との差別化ポイントや訴求ポイントを見つけるために使うものです。その商品ならではの特性や強みを見つけて、どの部分を打ち出せば差別化できるかを見極めるのに役立ちます。たとえばビールなら、次のような2軸で作ります。