東京五輪は、新型コロナウイルス感染症の影響で中止か再延期されない限り7月23日に開幕する。それを決めるのは日本だが、米国は同盟国の日本のために、もっと多くの支援を提供できる。米国務省は24日、渡航警戒レベルの情報を更新し、米国人の日本への渡航に関し、日本での新型コロナ感染状況を理由に「中止勧告」を出した。この勧告の実際上の影響はそれほど大きくないが、日本が東京五輪に向け何万人ものアスリートと関係者を迎え入れ始める中で、間違ったメッセージを送ることになる。東京と他の幾つかの道府県は現在、緊急事態宣言下にあり、一部の病院は深刻な状況に直面している。しかし人口1億2500万の日本の新型コロナによる累計死者数は1万3000人に届いていない。先週の1日当たりの平均死者数は109人、平均新規感染者数は5000人弱となっている。