欧州医薬品庁(EMA)は28日、米製薬大手ファイザーとドイツのビオンテックが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、12~15歳への接種を承認した。欧州大陸のワクチン普及に弾みをつける動きとなる。  欧州連合(EU)ではコロナ感染が急速に減少し始めている。今回の承認により、域内で接種を受けられる層は大幅に拡大する。米国では今月、12~15歳へのファイザー・ビオンテック製のワクチン接種が開始された。  臨床試験でワクチンを接種した1005人の子供に新型コロナ感染症の発症はみられなかった。EMAはこの試験データを審査した上で承認を決めた。