米アマゾン・ドット・コムのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)は、世界で最も有名な秘密情報部員を仲間に迎え入れる。しかし、毎回ジェームズ・ボンド映画の第三幕で明かされるように、その背後には「帝国」を支配する強力な存在がいる。ボンドというキャラクターが何十年にもわたってハリウッドの混乱や幹部の交代を乗り越えてきたのは、主にマイケル・ウィルソン氏とバーバラ・ブロッコリ氏の義理の兄妹が厳格に管理してきたおかげだ。両氏は1995年にブロッコリ氏の父親から同映画の製作権を受け継いだ。ボンド映画の監督はこの二人が決定している。どのようなストーリーにするかも彼らが決めている。誰がボンドを演じるかさえもだ(ダニエル・クレイグを選んだのも、ブロッコリ氏だ)。
ボンド映画を牛耳る兄妹、アマゾンに売却後も君臨
新オーナーと二人の関係が最初に試されるのが「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」
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