ジョー・バイデン米大統領は31日、メモリアルデー(戦没者追悼記念日)の演説で、米国および世界における民主主義の擁護を訴え、殉職した軍人らをたたえた。バイデン氏はアーリントン国立墓地で、「民主主義はどのような犠牲を払っても守らなければならない。民主主義がすべてを可能にするからだ」と述べた。また、「民主主義。これは米国の魂だ。この魂のためには戦い、命をささげる価値があると信じる。あなたたちもそうだろう」と続けた。バイデン氏は週末にテキサス、フロリダ、ジョージアの各州で議論されている投票制限法に触れ、「民主主義に対する攻撃だ」と述べていた。共和党議員が支持するこれらの投票制限法案を巡り、民主・共和両党は複数の州で対立している。テキサス州議会では30日、投票制限の可決を妨げようと民主党議員が州の議事堂から退出する事態となった。