中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)は自社開発した携帯端末向け基本ソフト(OS)を2日にリリースする。米国サプライヤーへの依存脱却を目指し、スマートフォン用ソフトウエアを巡るグーグルの覇権に挑む試みとなる。ファーウェイはオンライン限定イベントで、多数の自社スマホ製品に対応するこの新OS「ハーモニーOS」を正式リリースする計画だ。同OSを実装したスマートデバイスも発表する見通し。ファーウェイの機器は昨年8月以降、米国による一連の制裁措置の対象となり、グーグルの携帯端末向けOS「アンドロイド」のアップデートが打ち切られている。さらに、業界で広く使われているグーグルのスマホ用ソフトパッケージ「グーグル・モバイル・サービシズ(GMS)」へのアクセスも、制裁によって阻止された。