知名度がなくても
実力があれば売れる
今から30年くらい前、学生援護会の『DODA(デューダ)』のテレビCMが大ヒットし、「転職する」=「デューダする」と言われた。
『DODA』は転職情報誌の代名詞だった。
しかし実は、『DODA』よりリクルートの転職情報誌『ビーイング』のほうが売上(求人広告掲載費売上)は高かった。
当時は『ビーイング』のほうが営業力でまさっていた。
その経験から「知名度がなくても実力があれば売れる」と感じている。
当社は知名度には無頓着だ。
お客様は「本物」を見抜く目を持っている。
「知名度がないのに売れている」が本物の証拠であり、誇るべき事象だ(「知名度は必要ない」というわけではなく、「知名度は必須条件ではない」という意味だ)。
周りから有名でカッコいいと思われたいのか、利益を出したいのかによって、やるべきことは変わる。
当社は、知名度を上げるためだけの無駄なことに、お金も時間もかけないから利益が上がっている。
極論を言えば、購入者だけに商品の存在を知ってもらえればいい。
むやみに知名度を上げようとするとコストがかかるので、買う人以外には認知されないようにしたい。
商品を必要とするお客様だけに知ってもらい、そのお客様と長くおつき合いする。
少しずつお客様が増え、結果的に知名度が上がるのが理想だ。