【台北】中国IT(情報技術)大手による反競争的な慣行を取り締まってきた同国政府が、ここにきて締め付けの対象を急成長するIT業界全体に広げている。  中国のサイバー規制当局は5月、動画投稿や人材募集関連など105本のアプリが個人情報を不正に収集し利用していると指摘。3週間以内に問題を解決するよう命じ、従わない場合は法的な措置を取るとした。  このほか、配車サービスの運転手が不当に扱われている疑惑を巡り複数の運営業者と協議したり、複数のIT企業に対しデータの扱いや融資を巡る慣行を見直すよう指示したりしている。