【ワシントン】石油パイプライン運営大手コロニアル・パイプラインが先月にランサムウエア(身代金要求型ウイルス)による攻撃を受けた事件を巡り、米司法省当局者らは7日、ハッカーに支払われた数百万ドルの暗号資産(仮想通貨)を回収したと発表した。ハッキングを受け、米東海岸にガソリンやディーゼル燃料などを供給する主要パイプラインが操業停止に追い込まれていた。  司法省によれば、捜査当局は約230万ドル(約2億5100万円)相当の約64ビットコインを回収。これはコロニアル・パイプラインへのランサムウエア攻撃によってハッカーが得た収入だったとされている。