米国で一連のインフレ指標が上昇していることを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は15~16日に開催する連邦公開市場委員会(FOMC)で、従来予想より早期の利上げ開始を見込んでいることを示唆する可能性がある。3月に公表された前回の経済予測では、大半のメンバーが、新型コロナウイルス禍からの景気回復を支えるため2023年まで政策金利がゼロ近辺に維持されるとの見方を示した。今回のFOMC会合後に最新見通しが公表される。3月の見通しでは、21年10-12月期の消費者物価が前年同期比2.4%上昇すると見込んでおり、これは長期的に年平均2%のインフレ率を目指すFRBの目標と一致する水準だとしていた。
今週のFOMC、インフレ高進で利上げ予想時期前倒しも
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