コロナ禍で外出自粛が続き、体重が増えた人が多いのではないでしょうか。ダイエットに取り組む人にぜひ読んで欲しい1冊が、『医者が教えるダイエット 最強の教科書』です。発売直後から売り切れが続出し、全国で大きな話題を呼んでいます。著者は生活習慣病の専門医・牧田善二氏。最新の医学的エビデンスに基づき、最も効果的なダイエット法を解説した本書から、特別に一部を抜粋して紹介します。

太る調味料太らない調味料Photo: Adobe Stock

「ノンオイルドレッシング」に要注意!

 過去において、カロリー計算が幅をきかせていたこともあって、多くの人が食品の選び方を間違えています

「低カロリーのものを食べていれば、健康にやせられる」と考える人がいまだにたくさんいるのです。

 同様のことが、調味料選びにも言えます。

 たとえば、サラダにノンオイルドレッシングをかけて食べているのは、カロリーを気にしているからでしょう。

 しかし、ノンオイルに限らず、ドレッシング類には、味の調整のために砂糖が加えられていることも多く、それをたくさん摂取すれば太ります。

 しかも、淡泊なノンオイルドレッシングは満足感が得られにくいため、たくさんかけすぎてしまい、結果的に塩分摂取過多になります。

 それよりも、サラダには、少量の塩エキストラバージンオリーブオイルをたっぷりかけるのがおすすめです。

 糖質の少ないマヨネーズもOKです。

 このように、調味料選びにおいても、注意しなければならないのは糖質であり、脂質ではありません。

太る調味料、太らない調味料

 しっかり栄養成分表示を見る目を持ちましょう。

 中華料理のもと、カレーやシチューのルーなど、今はいろいろな調理ソースが売られていますね。

 あの「とろみ」は、片栗粉や小麦粉など炭水化物でつけています。

 また、甘くなくても味付けに砂糖が使われているケースがほとんどです。

 ケチャップソースにも砂糖がかなり入っています。

 サラサラしたウスターソースは、お好み焼き用やとんかつ用などのドロドロしたものよりも糖質が少ないとは言え、やはり砂糖が使われています。

 焼肉を食べるならタレではなくてにしましょう。

 焼き鳥もタレではなく塩を選びましょう。とくに、スーパーの惣菜コーナーで売っている焼き鳥など、タレがゼラチン状に固まっているものがありますね。あのタレには糖分がいっぱいです。

 ほかにも、煮物に多用するみりんなど、総じて調味料は曲者です。

「太らなそうだけど実は太るもの」から「太りそうだけど実は太らないもの」に調味料を変えていきましょう。

太る調味料太らない調味料太らない調味料の代表は、マヨネーズ、オリーブオイル、塩、コショウ、各種スパイス

(本稿は書籍『医者が教えるダイエット 最強の教科書──20万人を診てわかった医学的に正しいやせ方』から一部を抜粋・編集して掲載しています)