――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  プライベートエクイティ(PE)ファンドの間で日本への関心が高まっている。彼らは実際、日本で驚くほど好成績を上げている。日本有数の電機メーカーの東芝が見舞われた不祥事は、同業界が世界3位の経済大国でどれほど大きく成長できるかの試金石となるかもしれない。  東芝に公式に買収案が示されたわけではないが、同社がPE投資会社にとって魅力的なターゲットであることは間違いない。とりわけ先週の株主総会で、永山治取締役会議長の再任が拒否され、経営陣が守勢に立たされている今はなおさらだ。