ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)のソースコード原本が非代替性トークン(ノンファンジブル・トークン、NFT)として6月30日にサザビーズのオークションで競売にかけられ、540万ドル(約6億円)で落札された。このファイルはWWWの考案者、ティム・バーナーズ=リー氏によって出品された。「ディス・チェンジド・エブリシング」と名付けられたNFTには、コードをビジュアル化したアニメーションなども含まれている。落札者の身元は明らかになっていない。サザビーズによれば、今回の落札額はNFTのデジタル芸術作品として過去最高額の1つだという。NFTは暗号資産(仮想通貨)に用いられているブロックチェーン(分散型台帳技術)を利用したデジタル資産の一種。複製不可能な独自の識別情報を持つ唯一無二のトークンで、オンライン上の芸術作品やスポーツグッズ、楽曲の原物のデジタル証書としての役割を果たす。
WWWソースコードのNFT、6億円で落札
有料会員限定
あなたにおすすめ