米ニューヨーク市郊外のドラッグストアCVSは、これまで新型コロナウイルスワクチンの接種会場として使われていた通路で、今は夏用のおもちゃや缶詰を販売している。同業ライト・エイドは何百もの店舗で、毎週金曜日のワクチン接種時間の延長を終了する予定だ。毎日何千本もの注射を行うために全米に設置された大規模接種会場も閉鎖されつつある。一般国民にコロナワクチンを接種する米国の迅速な総力戦は新たな段階に入っている。米国ではコロナワクチンはもはや希少品ではなくなり、足元では減少する需要を供給が上回っている。ワクチン接種はインフルエンザの予防接種のように、簡単でおおむね滞りなく受けられる。ただ、7月4日までに成人人口の7割で少なくとも1回の接種を済ませるという、ジョー・バイデン大統領の目標は未達となる見通しだ。
米のワクチン接種会場、需要鈍化で閉鎖進む
ドラッグストアの中には接種対応の時間延長を終了するところも
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