米労働省が2日発表した6月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比85万人増加した。春先と比べ労働市場の力強さが増したことが裏付けられた。  一方、失業率は前月の5.8%から5.9%に上昇した。  市場予想は非農業部門就業者数が70万6000人増、失業率が5.6%だった。  就業者数の伸びは昨年8月以来の大きさとなり、市場予測も上回った。  5月の就業者数は58万3000人増に上方修正、4月は26万9000人増に下方修正された。ただ、就業者数は新型コロナウイルス流行で経済の大半が停止する前の昨年2月を680万人下回っている。