『風、薫る』第102回より 写真提供:NHK
今日の朝ドラ見た? 日常の話題のひとつに最適な朝ドラに関する著書を2冊出版し、毎日レビューを続けて12年めの著者による「読んだらもっと朝ドラが見たくなる」「誰かと話したくなる」連載です。本日は第102回(2026年8月18日放送)「風、薫る」レビューです。(ライター 木俣 冬)
連載決まって、結婚も決める?
新聞連載が決まった!
シマケン(佐野晶哉)がさっそく、りん(見上愛)に報告に走ってくる。あまりに勢いをつけすぎて、一瞬、通り過ぎて戻ってくるところが芸が細かい。
嬉しい報告に思わず手を握り合うふたり。はっとなる様子から、いままで手すら握ってなかったことがうかがえる。
新潟の海の場面、ラストの引きの画で一瞬、微妙に手を繋いだかのようにも見えたけれど、きっと繋いでないのだろう。
今日の主題歌はいつも以上に清々しく聞こえるような気がした。
新聞連載が決まって小説家になれたら、「それで結婚ってこと?」としのぶ(木越明)。「当たり前でしょ。それでもまたグズグズしてたら、私がシマケンさんのお尻叩く」と直美(上坂樹里)。
やめてよ、ふふふ、とりんはおのろけ顔。
「じゃあ、私からもお話が――」としのぶが話し出そうとしたら、看護婦たちが戻って来てわやわやになってしまう。
りんは、しのぶの話を聞かないまま、ロイマチスの症状のある男爵夫人・宮川佳枝(相田翔子)のところへ向かう。
ロイマチスはいまで言うリウマチ。明治時代には治療法がなかった。
「私、一生…誰かの手を借りないといけないのよね…。私の体にはね、スッキリ治ったっていう日は来ないの。
治らなくてつらい日か…治らないけど心地いい日のどちらか」。佳枝は言う。
治らないけれど心地よい日もあるのだから、その日を大事に過ごすしかないだろう。
「あなたの手は…とても心地いいわ。これから、ずっとお願いできる?」
やった、今後の契約が成立した。







