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 この先有休が終わり、傷病手当金が収入の要となるなら、今の収入の3分の2ほどになってしまいます。今よりも暮らしは厳しくなるのです。支出が減らせないのなら妻が働きに行くという選択もあるのですが、「そんな苦労は掛けたくない」(夫)、「夫の世話をできない時間が心配」(妻)と何を話してもらちがあきません。

 いよいよお金が無くなれば、何らかの形で動くようになるのでしょうが、今のままではキャッシングなども頼りにしてしまいそうで心配です。

 このように、夫と妻の関係は、生活や仕事、家庭だけではなく、お金についても向きあうようにしなければ、家計はうまくいきません。夫婦の関係性はご夫婦なりの理想で構いませんから、お金の話を時々して、家庭のお金周りの認識を共有していてほしいと願います。