――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト *** キューバでは先週末に全土で活発な抗議行動が起き、同国はソ連崩壊時以来の最も厳しい試練に直面することになった。しかし、フィデル・カストロ氏が基盤を築いた同国のシステムは容易には崩れない。そして現政権担当者らの体制維持の決意も固い。キューバ当局は、最初は抗議行動の発生に面食らったものの、その後は素早く強力な対応策を講じた。インターネットサービスを遮断するとともに、急激に広がった抗議行動を抑え込むため、政権支持の暴力的グループを警察の支援に回らせた。
