マイクロソフトは、アップルやアルファベット傘下グーグルの基本ソフト(OS)のユーザーが自社の「ウィンドウズ」OSを利用することを狙った新たなサービスを導入する。背景には、出社と自宅勤務を組み合わせたハイブリッド型の勤務形態が自社OSの普及を後押しするとの読みがある。パソコン(PC)に搭載された通常のウィンドウズとは異なり、14日に同社が発表する新たなOSは全面的にクラウド上で稼働する。クラウド版の「ウィンドウズ365」は、アップルのPC「Mac(マック)」やスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」、タブレット端末「iPad(アイパッド)」といったウェブブラウザーがあるデバイス、もしくはグーグルのモバイル端末向けOS「アンドロイド」搭載のデバイスであれば、OSの種類にかかわらずアクセスできるとしている。