Photo: PhotoACPhoto:PhotoAC

 今年も夏本番。あっという間に梅雨が明けて、毎日暑い日が続いています。

「おかしいな 汗はかいても やせないぞ」

……なんてことにならないように、今回は、夏に太る人がやりがちな4つの「あるある」ケースを紹介したいと思います。「これ、ちょっと思い当たるかも……」という人も、今から意識すれば大丈夫!体重増加を防ぐのはもちろん、元気に夏を乗り越えましょう。

(1)湯上がりアイスにビール……行動が夏を先取りしすぎ!

 夏ほどは暑くないにしても、湿度も温度も高くなりがちで不快指数が高かった梅雨時。蒸し暑さをはねのけると称して、まだ梅雨が明ける前から「湯上がりアイス」や「湯上がりビール」、もしくは「毎晩のビール晩酌」をすでに始めてしまっていた人はいませんか?9月に入っても30度以上の日は珍しくありません。6月から9月まで、丸3カ月以上もその習慣を続けてしまったら大変!

 1kgの脂肪を消費するのに必要なエネルギーは約7200kcal。単純に考えれば、1カ月に1kg減らしたい場合は7200kcal÷30日=240kcal/日、つまり毎日約240kcalずつ減らせば良いことになりますが、このケースの場合は逆に、アイスやビールで毎日200kcal程度、もしくはそれ以上の摂取カロリーを積み重ねていることになります。量はそんなに多くないので、今日明日の体重や体形には響きませんが、これを3カ月も続けたら、ひと夏で3kg増というのもありえない話ではありません。3kg落とすのがいかに大変かを考えたら、今のうちにその習慣を断ち切ってしまいたいもの。

 とはいえ、「今日はどうしよう?やめておこうかな?」なんてその日のテンションで決めていると、なかなかやめられません。「週末限定」「平日は週半ばの水曜日のみ」など、あらかじめ曜日を決めておいて回数を減らすようにしましょう。ポイントは、「飲まない」という否定形ではなく、「○○のときはOK」と回数を減らした上で肯定形に置き換えること。我慢している感はできるだけ減らしましょう。ストレスもダイエットの敵です。
 
 また、そもそも、「飲みたい」「食べたい」環境にしないことも大切です。在宅勤務などで一日中家にいるとエアコン代もかかってしまいますが、快適な温度・湿度にしていますか?湯上がりは部屋を涼しくしておくなどして、欲望が起きにくい環境設定を心がけましょう。