米グーグルの親会社アルファベットが27日発表した4-6月期(第2四半期)決算は、売上高の伸びが15年ぶりの大きさとなった。経済活動が再開する中、顧客獲得に注力する企業のオンライン広告による収入が大きかった。売上高は62%増の618億8000万ドル。前年同期は新型コロナウイルス感染拡大の影響で広告事業が大幅に落ち込んでいた。純利益は前年同期の2倍を超える185億3000万ドル。1株利益は市場予想を上回った。この好決算は、電子商取引、オンラインの料理注文、動画ストリーミングを加速させたコロナ禍を経て、グーグルが以前より力強くなったことを示した。デジタルサービスの利用拡大で企業はマーケティング予算をグーグル検索、マップ、ユーチューブなどでの広告に投入することとなり、同社の製品の優位性が浮き彫りになった。