例えば、7月上旬に書いた記事「その佐川、クロネコヤマトはニセモノかも?怪しい不在通知に要注意」に登場するニセモノ不在通知SMSの場合。記事を書いていたタイミングでは、リンク先のニセモノ佐川サイト“http:/dcmwdigfiz.duckdns.org/”は、セーフブラウジングの網に引っかからなかった。しかし7月28日現在は「アクセス先のサイトには危険なアプリがあります」と表示されている。どうやらあの後、危険サイトのデータベースに登録されたようだ。

 なお、非常にまれにだが、セーフブラウジングが安全なサイトを危険なサイトと誤検出することがある。例えば、普段から自分が利用しているサイトなのだが、証明書の更新をし忘れ期限が切れた、というような場合などだ。

 その場合は、警告画面の「詳細」→「この安全でないサイトにアクセスする」を選択すれば、あくまで自己責任ではあるがアクセスできる。

 ただし、いつもアクセスしているサイトが本当に乗っ取られてマルウエアをまき散らす状態になっていることもある。セーフブラウジング機能が警告を出しているのであれば、安易にこの回避はしない方がよい、と筆者は考えている。

Android用Chromeにはもう一段上の保護機能も

 また、Androidの標準のブラウザ「Chrome」では、バージョン91から、セーフブラウジングの保護レベルとして一段上の、「保護強化機能」が追加された(iPhone版にはなく、Androidのみ)。

 この保護強化機能では、ユーザーからGoogleのサーバーに、ユーザーがやりとりするファイルを送信してスキャンしてもらうためのボタンが表示されるようになった。ファイルの送信を選択すると、Googleサーバーの「セーフブラウジング」機能がファイルの分析を行って、ファイルが安全かどうかを判断しウイルスなどの危険性が高いファイルだった場合、ダウンロードをブロックしたり、パスワードを送信しようとするページには警告したりする機能だ。