
大和 哲
「0800」の電話に出ない人が増えている深刻な理由〈2025上期2位〉
「もしもし」と電話に出ると、機械の自動音声が流れてきた。「NTTファイナンスから未納料金のお知らせです」「住んでいる住居の建築年数を教えてください」「内閣支持率調査にご協力ください」「店舗様の営業時間を自動で確認しております」……コンピューターを使った自動発信電話「ロボコール」がどんどん増えている。あなたは、どれが詐欺でどれが正しい目的の電話なのか、聞き分けることができるだろうか?

「もしもーし?」突然スマホが通信不能に…東京や大阪で多発する「偽基地局」詐欺、ターゲットは誰なのか
「あれ?圏外になった」「もしもーし?」。渋谷や池袋、大阪心斎橋などの繁華街で突然スマホが使えなくなる不可解な現象が多発している。画面に「No Service」「CMCC」などと表示され、通信が途絶えてしまう……この謎の現象を引き起こしているのは、妨害電波を発信する「偽基地局」。クルマに機材を積んだニセモノの基地局は何のために都会を走り回っているのか。もしかしてあなたのスマホも巻き添えになっているかも?

「もしもし」と電話に出ると、機械の自動音声が流れてきた。「NTTファイナンスから未納料金のお知らせです」「住んでいる住居の建築年数を教えてください」「内閣支持率調査にご協力ください」「店舗様の営業時間を自動で確認しております」……コンピューターを使った自動発信電話「ロボコール」がどんどん増えている。あなたは、どれが詐欺でどれが正しい目的の電話なのか、聞き分けることができるだろうか?

最近、警察官をかたる詐欺電話が増えている……と聞くと、「そんなの、昔からオレオレ詐欺の定番でしょう」と思う方も多いだろう。ところが近頃問題になっているのは、本物の警察署や警視庁の電話番号からかかってくるニセ電話なのだ。どんな手口なのかを紹介する。

「令和ロマン」の高比良くるまが活動自粛、「とろサーモン」の久保田かずのぶも影響を受けるなど、オンラインカジノ問題が拡大している。しかし「オンラインカジノはグレーかもしれないけど、クロではなかったはずでは?」「テレビCMを見たことがあるけど、あれは問題にならないの?」と思う人もいるのではないだろうか。テレビCMやネットで見かけるオンラインカジノの巧妙な仕組みと、利用することの何が問題なのか、会社や家庭がどんな対応ができるかについて解説する。

「偽ECサイト」「偽ショッピングサイト」などと呼ばれる詐欺サイト。一見、相場よりも大分安い価格で客を引き寄せるが、商品を購入しても届かないという悪質なネット詐欺だ。しかも最近は、商品が届かないだけでなく、二度三度と巧妙にお金を払わされるケースが増えているという。このえげつない詐欺の手法と、被害に遭った際の対処法を解説する。

今月、タリーズコーヒージャパンは9万2000件超の顧客の個人情報漏えいの可能性があると発表した。そのうち約5万3000件はクレジット情報で、カード番号だけでなくセキュリティコードも含まれた形で流出しているという。恐ろしいのは、タリーズのWebサイトは改正割賦販売法や日本クレジット協会のガイドラインに沿った対応をしていたにもかかわらず、これほど大規模に情報漏えいしてしまったということだ。もっと小規模なECサイトはどう対応したらいいのか。そして、こうしたケースに巻き込まれて自分の個人情報やクレジットカード情報が漏れてしまった場合、今すぐやるべきこと六つを紹介する。

225万円のロレックスを勝手に購入、PayPayを不正利用…恐怖の「SIMスワップ」詐欺を防ぐには
4月30日、大阪府八尾市議会議員の松田のりゆき氏が、偽造したマイナンバーカードによって何者かに勝手に携帯電話を機種変更され、電子マネーを使い込まれたり、高級腕時計を購入されたりといった被害にあった。これは「SIMスワップ」と呼ばれる詐欺の典型例だ。どうい仕組みで、なぜこんな詐欺が可能になるのか、被害を防ぐにはどうすればいいかを解説する。

第34回
谷村新司さん、もんたよしのりさん、桜井敦司さん(「BUCK―TICK」のボーカル)といった有名芸能人の訃報が続いたこの頃。「早すぎる」「まだ、亡くなる年ではないだろう」「惜しい人を」など、悲しい気持ちでニュースを読んでしまう人は多いはずだ。このように、有名人の訃報を「ついタップしてしまう」のは人のさが。ところが最近、それを悪用する詐欺が増えている。なぜそんなことをするのか、デマ訃報の目的は……。

インスタを開くと、「あなたについて書かれたストーリーズが1件あります」と通知が来ている。何だろうと思って開くと、知らない人の投稿が表示されて、「iPhone 14 Pro当たりました」などと表示される……こんなケースが最近急増中だ。実際に“プレゼント”を受け取ろうとするとどうなるのか?わざと引っかかってみたところ……。

第32回
トルコ・シリアで起きた大地震による死者は4万人を超え、東日本大震災よりもさらに大きな被害となってしまった。しかし、このような悲惨な事態さえも自分の犯罪のタネに使う輩(やから)がいる。今回は、トルコ地震への募金を装う不審なSMS・メールについて紹介する。くれぐれもだまされないようにしてほしい。

第31回
1月5日頃、Twitterの利用者2億人以上分のデータが、大手ハッキングフォーラムに投稿され、漏えいしていたことが明らかになった。Twitterのアクティブユーザー数は全世界で2億378億人、ほぼすべてのユーザーのデータが漏れた可能性もある。自分のデータが漏れていないかを調べる方法、漏れていたらどんなことに気を付けたらいいかをまとめた。

イーロン・マスク氏の買収で、Twitterが揺れている。大規模な人員整理に伴いエンジニアも大量解雇されているということで、ユーザー側でも「他のSNSに引っ越そう」という動きが出てきた。候補としてMastodonやPleroma、Misskeyといった短文型SNSの名前が挙がるだけでなく、それらが“つながる”未来が見えてきた点に注目だ。

第30回
先月、あるツイートが話題になった。ある人が「お金配り」に参加して当選したので銀行口座を教えたところ、金額を間違えて当選金が多く振り込まれたという。もらいすぎた分を返金したら、警察がやってきて逮捕されてしまった……という内容だった。クレジットカードの番号を見知らぬ他人に教えると危険なことは知られているが、銀行口座も知られては危険なのだろうか。またその理由は?

第29回
ロレックスの腕時計、エルメスのバーキンやルイ・ヴィトンのトートバッグ……定価なら数十万、数百万円もするような品物が、ものの数万円で買えるという怪しい広告がある。主に表示されるのはFacebookだ。誰でも知っている有名ブランド品の広告もあれば、ユーザーの性別や年齢、趣味嗜好に合わせて意外な広告が表示されることもある。

第28回
携帯電話やスマートフォンに届く短いテキストメッセージ(SMS)。電話番号さえ知っていれば、メールアドレスを知らない相手に送れるので便利な機能です。しかし、知らない相手から送られてくるSMSは悩みどころ。警察庁や国税庁から「重要なお知らせ、必ずお読みください。https://cutt.ly/xxxx~」とURL付きのSMSが届いたら、あなたならどうしますか?

第27回
パソコンを使っていたら突然大きな音が鳴り、警告画面が出てきてキーボードもマウスも利かなくなってしまった。仕方なく電話をしてみると「マイクロソフトWindowsサポートです」と名乗る男が現れて……こんな「サポート詐欺」が増えています。引っかからないための知識と、引っかかってしまった場合の対処を解説します。

第26回
7月2~3日に起きたKDDIの通信障害。同社が利用者へ「200円返金」することが話題になっている。KDDI・沖縄セルラーが提供する「au」だけでなく、「povo」「UQモバイル」ユーザーも対象になるが、その際に気を付けてほしいことがある。

第21回
ここ1~2週間ほど、Facebookでアカウント乗っ取りが多発している。引っかかった人の友だちを巻き込む仕様なので、どんどん被害者が増えていく図式だ。どんな手口なのか、何に気をつけたらよいかをまとめたので、引っかからないよう参考にしてほしい。

第20回
「このアカウントは危険にさらされています。パスワードをすぐに変更した方がいいでしょう」。iPhoneでパスワードを入力したときに、まれにこんな表示が出るのをご存じだろうか。地味なので割と見逃しがちだが、実は危険なサインなのだ。なぜ、この警告が出るのかというと……。
