ボディサイズは全長×全幅×全高4805×1885×1395mmと伸びやか。全長は従来型比で120mm長くなった。一方、全高はわずかに10mmの上乗せ。新型M3比で40mmも低い“ローシルエット”は、クーペならではの流麗なプロポーションを強調する。
新しいM4クーペで印象的なのは、大型キドニーグリルを採用したフロントマスクだろう。試乗車のボディカラーは、サンパウロイエロー。ブラックアウト化されたグリルとのコントラストは鮮烈だった。大型グリルの存在感を控えめにしたいのであれば、ブラックやグレーなどダーク系のボディカラーを選択するのがベターである。
インテリア各部は現行3&4シリーズと同様のモチーフを採用。試乗車には、これまで以上の個性とゴージャスな雰囲気を感じた。ブルーをベースにブラックやイエローのアクセントを施したシートなど、多数のオプションアイテムが装着されていたからだろう。