米スポーツ用品大手フットロッカーは2日、日米の同業2社を合計約11億ドル(約1200億円)で買収すると発表した。米国のショッピングモール以外でも存在感を高める狙いがある。フットロッカーはロサンゼルスを本拠とするWSSを7億5000万ドルで、スニーカーショップを展開する日本のアトモスを3億6000万ドルで買収する。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は買収発表が近いことを報じていた。WSSは米西海岸と南西部で93店舗を展開しており、多くは労働者階級が多い都市部に立地する。アトモスが展開する49店舗の大半は日本で、わずかながら米国にも店舗を持つ。フットロッカーはアジア太平洋地で122店舗を持つが、日本にはない。