緊急事態宣言が長引き、外出も自由にできず、気持ち的にも落ち込みやすい人も多いのではないだろうか。寝ても疲れが取れない、ちょっとしたことですぐ不安になる、自分だけが取り残されているように感じる……という人にぜひ読んでほしいのが、2021年4月14日に発売後、ネット書店、リアル書店で売り切れが続出、発売3ヵ月で5万部を突破した『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』(クルベウ著 藤田麗子訳)だ。
読者からは「このタイトルは私そのもの」「すべての文章が刺さった」「大切な人にプレゼントしたい」と共感・絶賛の声が相次いでいる。
著者のクルベウ氏は事業に失敗し、自分を励ますためにSNSに投稿していた癒しの言葉が多くの共感を集め、2015年に作家デビュー。処女作『心配しないで』はBTSのファン感謝イベントでJ-HOPEから「メンバーのJINにおすすめしたい本」として紹介され、ファンの間で「BTSおすすめの作家」として話題に。クルベウ氏は韓国では著書累計55万部を突破するなど、「韓国のSNS作家として一番人気」との呼び声も高い。
「自分らしく、豊かに生きるためのメソッド」が詰まった本書。今回は、日本版「一代で財を成した40代の人へのインタビュー」から、一部抜粋・編集して紹介する。

一代で財を成した人に聞く「がんばるよりも重要なこと」Photo: Adobe Stock

最後まで自分を信じよう

がんばることは重要ですよ。とても大切です。
一生懸命やらないのなら、いっそやらないほうがましかもしれません。
中途半端にやっていたら、時が経っても成果は得られず、気持ちばかりが焦って、なおさらつらくなりますから。

でも、がんばることよりも重要なのは、最後まで自分を信じることです。

私は40代になって安定した暮らしを手に入れましたが、20代、30代は失敗の連続でした。

当時はがんばっていなかったのかって?
いいえ。もしかしたら、今より一生懸命だったかもしれません。
それでもうまくいかないことがあったんです。
失望したり、挫折したりもしましたが、がんばる自分をとにかく信じました。

そして40代に入ってから、少しは他の人々がうらやむような生活を送れるようになりました。
自慢みたいになってしまって申し訳ありません。
でも、事実です。

自分を信じることが大切です。
いつになるかはわかりませんが、きっと輝くはずです。
今、苦労したぶん
今、努力したぶん
時が経てば、誰よりも明るく光ることでしょう。
だから自分をあきらめないで、これからも颯爽と進み続けてください。
明るく輝くその日に向かって。

(本原稿は、クルベウ著 藤田麗子訳『大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした』から一部抜粋・改変したものです)