老舗カメラメーカー・ライカ監修の18万円超「高級スマホ」は“買い”なのか?ライカ監修の高級スマホは“買い”なのか? Photo:JIJI

100年以上の歴史があるドイツの老舗カメラメーカー、ライカ監修のスマートフォン「LEITZ PHONE1」が、7月16日にソフトバンクから独占発売された。ライカといえば言わずと知れた高級カメラの代名詞。カメラ好きなら誰しも1度は「ライカのカメラ」に憧れたことがあるのではないだろうか。この機会にぜひ欲しい…とは思うものの、やはりネックになるのは18万7920円というお値段だ。「LEITZ PHONE1」は、果たしてライカの名と価格にふさわしいものになっているのだろうか。
気になるカメラ機能や、同じくライカとシャープのタッグで作られた「AQUOS R6」との違いなどを検証。カメラ愛好家からの評価や口コミも参考に、「買い」なのか「待て」なのかをジャッジする。(フリーライター 岩瀬めぐみ)

ライカ監修「LEITZ PHONE1」を
さまざまな角度から徹底分析!

 まず押さえておきたいのは、「ライカのスマホ」といっても「ライカが作っているわけではない」という点だ。「LEITZ PHONE1」の開発・製造をしているのはシャープで、ライカはあくまで監修という立場にある。とはいえ、カメラの開発・設計においてシャープとがっちり協業し、ライカらしい写真表現が実現できるカメラ機能を作り上げている。

 だが、カメラ機能にライカのノウハウを取り入れたスマートフォンはファーウェイやシャープから既に販売されている。しかし今回の監修はカメラ機能だけにとどまらない。LEITZ PHONE1はカメラだけでなく、ハードウエア・ソフトウエアをライカがトータルで監修した初のスマートフォンなのだ。

 そんなライカ全面監修のスマートフォンLEITZ PHONE1が、ライカの名と18万円超えという価格に見合うのかどうかを見ていこう。ドコモユーザーの筆者としてはソフトバンクの独占販売であることが少々残念だが、SIMロックフリーのため他社回線利用者も端末だけ購入することは可能となっている。