同じ内容を同じ言葉で説明しているはずなのに、話す人によって説得力に差がつくのはなぜか。営業コンサルタント・浅川智仁氏の新著『仕事ができる人は、3分話せばわかる』からの抜粋で、相手をひきこむ話し方のコツをレクチャーする。
「言葉」の内容よりも
態度や表情を聞き手は重視する
人と接していて、よく、このように感じることはありませんか。
「この店員、口では『すみません』って謝っているけど、内心はぜんぜん、すまないと思っていないな……」
「この人、『ありがとうございます』って言っているけど、ちっとも感謝していないな……」
どうして、こんなふうに思えるのでしょう。
それは、口から出ている「言葉」と、その人の「態度」が一致していないからです。
人は、相手の口から出る言葉以外に、その人の態度や表情などから、多くの情報を得ています。
このような、言葉以外のコミュニケーションから伝わる情報のことを「言語外情報」といいます。