仕事や人間関係、お金、将来についてなど、心配事を抱えている人にぜひ読んでほしいのが、カリスマ的人気を誇るブロガー、the Planet from Nebula(ザ プラネット フロム ネブラ)の『宇宙人が教える ポジティブな地球の過ごし方』だ。
著者はアメリカ在住の精神世界の探検家で、「宇宙人」とのチャネリング(交信)を通して、「自分らしくないものを手放し、ポジティブに生きる方法」を提案している。
著者が2011年に開始し、毎日更新しているブログは「内容が深い」「読んでいるうちに自己肯定感が高まる」と評判。アメブロのジャンル別ランキング1位の常連で、月間134万PVを記録するなど、好評を博している。
今回は本書の中から、「どん底に落ちた人ほどうまくいく理由」について、一部編集、抜粋して紹介する。(初出:2021年8月18日)
「浮上する」以外のチョイスがなくなる
先日、新型コロナウイルスの影響で職を失ってしまった友人から電話をもらった。
失業手当をもらっているけど、これから先が心配だと嘆いていた。
家のローンも車のローンもまだ残っているし、子どもの学費や保険の支払いもあって生活ができない。彼女は朝から晩までバイトをいくつもかけ持ちしていて、家に戻れば家事に追われて休む暇がないらしい。
「お金も時間も足りなくて……」
彼女はやり場のない不満をもらしていた。
そのとき、別の友人が言っていたことをふと思い出した。
ファイナンシャル・カウンセラーの彼は、何十年もずっとお金や経済についてのカウンセリングをしている。その彼が、いつも不思議に思うことがある、と言ってシェアしてくれた話があった。
とことんどん底に落ちた人には、不思議なことに、なぜか必ず浮上するチャンスがやってくる。
お金が底をついて、家も何もかも失っても、それを一気に挽回するような機会が舞い込んできて、今まで以上に豊かな暮らしができるようになる人が多いらしい。
宇宙は「思っているもの」と同じものを返す
*以下、「ネブラ」は私(著者)のこと。「シリウスくん」はネブラの宇宙人のガイド
ネブラ ねぇ、シリウスくん。何もかもがどん底になる体験をしてから一気に浮上する人が多いのはなぜなんだろう?
シリウスくん ブロックがなくなるからさ。守るもの、失ったら怖いと思うものが全部なくなるからね。浮上する以外のチョイスがなくなるのさ。
でも、君たちはどん底を体験しなくたって、いつだって失うものなんてないんだけどな。
君たちは、「今あるものを失いたくない」って守りに入るけど、実はそれこそが、大事なものを失う大きな原因になっているんだよ。
ネブラ 恐れや不安があるからだね。
シリウスくん そう。「引き寄せの法則」(自分の同じ波動のものを引き寄せるという宇宙法則)ってあるだろう?
宇宙はすべて「足し算の世界」で、「引き算」はできない。「嫌いなものをなくす」ことはできない世界なんだ。
「あれが嫌い」と言ったら、“嫌いなんですね、ではもっと嫌いなものをどうぞ”という具合に、宇宙は君が思っているのと同じものを返す。
引き寄せの法則は、君の思いに100%マッチしたものを運んできてくれているのさ。