ジョー・バイデン米大統領は、大混乱の中で進行した米軍のアフガニスタン撤退を擁護する16日のスピーチの中で、自らが負うべき責任から逃れようとは思わないと語った。何人かの当局者、国防関係者らによれば、バイデン氏が責任を負うべき対応の中には、トップクラスの将軍や多くの外交官が反対意見を出したにもかかわらず、米軍を撤退させた彼の決断も含まれる。将軍や外交官たちは、性急な撤退がアフガンの治安を損なうと警告してきた。マーク・ミリー統合参謀本部議長を含むトップクラスの将軍たちはバイデン氏に対し、アフガン内の諸勢力間の和平合意を追求する間、安定を保つ一助として、前政権から引き継いだ約2500人の兵力を維持するよう求めていた。この地域の司令官を務めた経験を持つロイド・オースティン国防長官は、米軍が完全撤退した場合には、安定は全く保証されないと語っていた。
バイデン氏、リスク承知で望んだアフガン撤退
米大統領「自らの決断を後悔していない」 米軍幹部や外交官は警告も
有料会員限定
あなたにおすすめ