バイデン米政権は18日、新型コロナウイルスワクチンの2回接種完了者を対象に、今秋から3回目の追加接種(ブースター接種)を提供する方針を明らかにした。感染力の強いデルタ変異株による脅威や、当初の免疫力は時間の経過とともに低下するとのデータを巡る懸念が背景にある。  米国ではこれまでに1億5500万人以上が米製薬大手ファイザーと独ビオンテックが共同開発したコロナワクチン、あるいは米バイオ医薬品会社モデルナ製のワクチンの接種を完了しており、追加接種はこうした人々を対象とする。  追加接種は2回目の接種から約8カ月後となる見込み。